もし、亡くなった故人に100万円の遺産があったなら、相続人同士で話し合って相続すればいいわけです。
でも、他に借金が200万円あったとしたら、相続ではいいとこ取りすることはできません。
単純承認するか相続放棄をするか、限定承認するかです。
相続人同士で相続相談をして、今後どうすれば良いのかを決める必要があります。
相続放棄をすることに決めた場合、債務を相続人が支払う必要はありません。
銀行や消費者金融で借りたお金なら相続放棄を盾にすることができますが、それがもし知り合いだった場合はそうはいかないでしょう。
心情的になにがしかのお金でも返済したいとなるのが普通です。
そうなると相続人同士の相談がさらに必要になることになります。
これからもお世話になるかもしれないので、相続相談をしてもっとも良い選択をするべきでしょう。
ただ困るのが相談で決めた後から財産や債務が見つかった時です。
そんな場合も誠意を持って相談すれば解決できると思います。