相続は、非常にデリケートな問題です。
そもそも相続する物がない、相続権のある者が一人であるならば何の問題もないのですが、複数いるようであれば、たとえ小額と予想されてはいても、法律に詳しい専門家に、間に入ってもらうことをお勧めいたします。
当事者間での話し合いでは、たとえ法に則った形で分配することになっても、大なり小なり遺恨が残ってしまうものです。
当初は冷静に話し合いを行っていたのに、いつの間にかヒートアップして、いらぬことまで毒づいてしまっては、まとまる話もまとまることはありません。
それならば、たとえ有料であっても弁護士事務所に相続相談を持ちかけるほうが、賢い手段であるはずです。
近しい人、相続経験のある人に相談するのではなく、弁護士事務所に相談をするメリットは、幾つか考えられます。
まずプライベートな問題である以上、どこにも漏らさない守秘義務を徹底しています。
また相続の問題は決して単純なものではなく、幾つものケースが考えられますので、それに対応できるだけの知識と技量を持っています。
相続相談を初回に限って無料で行っていたりしますので、まずは話を聞いてもらう程度の気持ちで相談されてみてはいかがでしょうか。
近年、人生の終盤を迎え、自らの最期のときを見つめる「終活」に励む方が増えているようです。
自分が死んだとき、また判断力や意思疎通する能力が失われたときに、自らの希望を家族に伝えるためのエンディングノートを作成する方も増えているようですね。
葬儀や墓などの準備や財産の相続を円滑に進めるために遺言書を作成するなど、終活を始めるとなにかと忙しくて、病気にかかっている暇もなくなる!という話を耳にすることもあります。
先日のネットニュースでは、インターネット検索サービス大手のヤフーが、人生の最期(ライフエンディング)に関連するポータルサイト「Yahoo!エンディング」を開始したとありました。
このサイトでは、家族や自分の死といったライフエンディングの課題を解決するサービスを展開。
もしものときに備えるライフスタイルを提唱しているそうです。
「Yahoo!エンディング」でどのようなサービスが利用できるのか、興味のある方は多いと思います。
そのサービス内容は、自分が死亡したときに備える「生前準備」やオンラインで葬式の見積りや手配を頼める「葬儀手配」、相続税や遺言状などに関する基礎知識を学べるページなどなど。
死亡した際に最大200名に向けて配信するメッセージを作成し、保管しておくことのできるサーバーサービスや、訪問者が追悼メッセージを残すことができるメモリアルスペースも用意されているそうです。
「終活」をスムーズにこなすためのさまざまなサービスが揃っているので、このようなサービスを利用すれば、誰もが安心して旅立てるのではないかと思います。